このブログはTW4「サイキックハーツ」内のPC、己斐之原・百舌鳥と浅沼・日照に関する事を気分によりぐだぐだ綴るネタ帳です。
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自分の声がわからない。
なんて言っても、回りの奴らは信じてくれねぇだろうな。
なんて言っても、回りの奴らは信じてくれねぇだろうな。
子供の頃から――いや、もっとずっと前から。
少なくともオレが何かを意識的に記憶し始めたときには既にそうなっていた。
自分の意思とは無関係に脳内に響く他人の声。
家にいても外に出ても鳴り止まない他人の表層心理は、
幼いオレにはただただ害でしかなかった。
聞きたくもない、欲しくもない、余計な情報の数々はオレの心を蝕むには充分すぎて、
いつからだろう、人と話すことが嫌いになった。
理解を違えたオレは自分の意思を形にするのをやめた。
声なんか出さなくったって、オレの考えてることわかるんだろ?
そんな理由だったはずだ。
だが日を重ねるにつれてそれが自分だけに起きている現象で、
他人は口を閉ざした自分の心を読み取れないのだと知った。
それが余計に腹立たしかった。どうしてオレだけが、そう思った。
仕方無く意思を形に変えてみたら、今度は話すことが馬鹿らしくなった。
口に出す言葉と脳裏の本音がちぐはぐな連中と『会話』することに飽きた。
誰とも話したくない。誰にも話したくない。
オレがそんなこと考えてるなんて誰も気づかない。
だって、あいつらから見たオレは楽しげに笑って愉快そうに話をして、
如何にも毎日幸せですって顔してるらしいからな。
――――大概にオレも道化だな。周りの奴らと同じじゃないか。
馬鹿馬鹿しいし阿呆らしい。
積み重なったそれが、じくりと深淵を呼んだ。
なあ、オレの声はどんな風に聞こえるんだ?
オレの声は誰に届いてるんだ?
この耳には酷く嗄れて掠れて聞こえやしねぇ。
(テレパスが制御できなかった浅沼は幼少期からずっと他人の声を聴いてました)
(自分と他人が違うことにいら立ち、自分も『普通』になりたいと願いました)
(それができなくて耳も心も塞いだら闇へすとんと落ちて行ったのです)
Maybe there's a devil somewhere really deep inside medevil inside of me.
(多分、悪魔がどこかオレの奥深くに)
(多分、悪魔がどこかオレの奥深くに)
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